【ドッグライフカウンセラー】の考える、子犬を迎えたい皆さんへ 

ペットを迎える時に考える事
ワンコと僕

【ドッグライフカウンセラー】の考える
子犬を迎えたい皆さんへ

子供が生まれたら犬を飼いなさい
子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう
子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう
子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう
そして子供が青年になった時、自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう

猫が赤ん坊の時、あなたは猫の良きしもべとなるでしょう。
猫が幼年期の時、あなたは猫の良きしもべであるでしょう。
猫が少年期の時、あなたは猫の良きしもべでいるでしょう。
猫がおとなになった時、あなたはやはり猫の良きしもべのままでしょう。
そしていつかその時、猫は自らの死をもってあなたの心に猫型の穴を開けるでしょう。
その穴を埋めるには、また猫を飼うしかありません

イギリスのことわざですが、作者やいつ頃から使われているのかは不明のようです。
ペットを家族に迎えたいと思う方には知って頂きたいことわざです。

犬を飼ってみたい
猫って癒される
ウサギってふわふわしていて癒される
「子犬を飼ってみたい」と思われている方に、一緒に暮らす前の大切な考え方をお伝えします。
ぜひ、ご家族皆さんで一緒に読んで欲しいと思います。

「飼いたい犬種」と「飼える犬種」のサイズ

子犬を迎えたい!
きっとこのページを開いてくださった方は、子犬との生活をドキドキワクワクしていることでしょう。
ですが、ちょっと待って!
子犬にとっても、ご家族にとっても大切な「お迎えする心構え」が必要です。

心構えってなに? と思われるかもしれませんが、これからの生活がハッピーになるように、ご家族が同じ方向を向いて接するために必要なことです。

子犬は子犬のままではありません。
そこからお迎えする犬種やサイズを考えてみましょう。

子犬が成犬になった時をイメージする

犬種によって、ティーカップサイズの1キロサイズから50キロサイズになるグレートデーンなどサイズは様々。
家庭環境、住宅事情などでも迎える犬種を検討しなければなりません。
ミックスの子でもそうです。
母犬・父犬が分かっているミックスの子なら大体の検討はつきます。
でも保護犬を迎える場合は子犬の足のサイズや頭のサイズから予測をたてますが、なかなか難しいです。
保護犬を譲渡してくれる方に相談をした方が良いと思います。
「飼いたい犬種」と「飼える犬種」は違うということを理解しましょう。

YAYOI
YAYOI

カニンヘンダックスを両親に持つ子犬と聞いて、後ろ右足の無い子を保護したことがあります。
でも、最終的にサイズはミニチュアダックスで6キロまで成長しました。

確かに思い起こせば、頭のサイズが大きかった気がする〜U・エ・U

生活環境から考える

では、生活環境を振り返りましょう。
お住まいは戸建てですか?
マンションやアパートの集合住宅ですか?

戸建ての家
室内飼育ができる
吠えても近隣に迷惑がかからない
抜け毛が迷惑にならないか

集合住宅
ペット飼育可能の物件なのか
吠えても近隣に迷惑がかからない
抜け毛が迷惑にならないか
エレベーターや階段の使用状況

お住まいの住宅によって、対応が難しいことも出てきます。
戸建てであっても郊外で、お庭が広く撮れる家庭ならいくら吠えても問題がないかもしれません。
これが、新興住宅地だったら、お隣との境が狭い状況なども考えられます。
そうすると、お庭で遊ぶことさえも近隣からの苦情になりかねません。
「私はワンちゃん大好き!」でも、犬が苦手だったり嫌いな人もいることを忘れないでください。

戸建てのお家なら大型犬も迎えることができると思いますが、集合住宅の場合は確認事項をしっかりチェックする必要があります。


集合住宅ではルールが設けられていることも少なくはありません。
その内容は様々ですが、成犬になった時のサイズや飼育頭数も代表的なルールです。


サイズと大きく関係するのは、高層住宅だとエレベーターの使用方法。
大型犬を飼育しても可能な物件でも、エレベーターは使用不可だったり、ケージに入った状態ならワンちゃんも利用しても良い…と言った規定があるようです。

大型犬可能でもエレベーターが利用できない場合、2〜3階にお住まいなら「通常の生活は非常階段を使えば問題ない♪」と思わないでください。
あって欲しくはありませんが、ケガや体調が優れないワンちゃんを抱っこして、階段を登り下りすることを想像してみてください。
40キロサイズのゴールデンレトリバーを抱いて、階段の登り下りは男性でも大変です。
お住まいの環境ではどのくらいのサイズが、ワンちゃんにとっても飼い主さんにとってもハッピーなのかを検討することをお勧めします。

YAYOI
YAYOI

数十年前までは、お外で番犬として飼育されることが多かったワンちゃんたち。

現在はお家の中で飼い主さんと同じ空間を共有することが主流。

おかげで長生きワンコさんも増えました♪

マンションに住んでいる大きなワンコ。

エレベータでの移動は代車を使っている子もいますよ♪

家族構成を考慮しよう

生活空間からワンちゃんのサイズは検討できましたか?
もう一つ、飼い主さんファミリーとの視点から家族に迎える犬種やサイズを考えてみましょう。

人気犬種ランキング

国内における純血種の犬籍登録事業をおこなっている、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)では、毎年「犬種別犬籍登録頭数」を発表しています。

2023年(1〜12月に新規登録された頭数)の登録ランキング(2024年発表)
1 プードル(サイズ:トイ96.6%・ミニチュア0.3%・ミディアム0.4%・スタンダード2.7%)
2 チワワ
3 ダックスフンド(サイズ:カニ―ンヘン24.3%・ミニチュア75.2%・スタンダード0.5%)
4 ポメラニアン
5 ミニチュア・シュナウザー
6 フレンチ・ブルドッグ
7 マルチーズ
8 ヨークシャー・テリア
9 シー・ズー
10 ゴールデン・レトリーバー

1位のプードルは15年連続1位を独走しています。
その中でもトイサイズ(認定体高 24〜28cm)が最も飼育されています。
犬種の違いを知らない人は、プードル=トイサイズと思っている方も多いことでしょう。
では犬種の平均体重を見てみましょう

2023年(1〜12月)の登録ランキングから見た犬種の平均体重
※雄雌合わせた平均です
1 プードル(飼育頭数の多いサイズ:トイ96.6%) 2〜4キロ
2 チワワ 1.5〜3キロ
3 ダックスフンド(飼育頭数の多いサイズ:ミニチュア75.2%) 4〜5キロ
4 ポメラニアン 1.8〜3.5キロ
5 ミニチュア・シュナウザー 4〜8キロ
6 フレンチ・ブルドッグ 8〜14キロ
7 マルチーズ 2〜3キロ
8 ヨークシャー・テリア 2〜3キロ
9 シー・ズー 4〜7キロ
10 ゴールデン・レトリーバー 25〜35キロ

日本国内では5キロ以下の犬種が6種類、ランキング入りの結果です。
これから推察すると、小型犬種が飼育しやすいと考えられているからだと思います。
では年代別に飼育している犬種を見てみましょう。

以下のチャートは一般社団法人ペットフード協会が検証した「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」です。

40代は人気犬種10外から柴犬人気が伺えます。
70代はシー・ズー人気が強く、ミックス犬の人気は低いようです。

年代的な表をみると、飼育する犬種をよく考えていると思います。
特に不動人気のトイ・プードル。
この犬種は抜け毛もなく、カットによってお洒落も楽しむことができるので、女性人気も高いようです。
また、しつけがしやすい犬種というのも人気要因のようです。

YAYOI
YAYOI

人気犬種が年代によって違うのは、犬種による体重や力の強さによって選択をしていると思います。

例えば柴犬を飼育している40代なら、ワンちゃんに力強く引っ張られても点灯するリスクが低いと思いますが、同じ柴犬で60代の女性なら転倒してしまうかも…。

飼育する犬種は、通院の際に抱っこや保定ができるサイズをぜひ考慮して欲しいです。

家族の構成も考える重要ポイントです。
例えば、単身世帯、既婚で子供がいる・いないなど、各家庭の状況も考えましょう。
次の表は飼育されているワンちゃんの家族構成です。

次のチャートは飼い主さんが単身なのか、親同居の未婚者なのかを示しています。
全体的に飼育頭数は減少しています。
これは社会的なコロナによる影響もあると考えられます。
男女ともに20〜30代の飼育意欲が減少しているようです。

ファミリー層ではどうでしょう。
ワンちゃんが最も飼育されているのは、小さなお子さんがいると思われる20〜30代。
この年代で最も飼育されているのもトイ・プードルです。
小さなお子さんが愛玩動物を家庭飼育していると、アレルギー体質になりにくいと言われていることや、情操教育を鑑みているのかも知れません。

YAYOI
YAYOI

ご近所でワンチャンを飼われている方を思い浮かべてみましょう。

きっと、ワンちゃんとお散歩しているサイズを見ると、より理解が深くなると思いますよ♪

好きな犬種はあなたの家庭にあっているのか、他の犬種がいいのか…。

ご家族で相談してみてはいかがですか?

ご自身が面倒を見られない時に誰が協力してくれるのかも相談してくださいね。

お金のこと

家族に迎える際に居住空間やサイズを検討することの必要性をご理解いただけたこと思います。
もう一つ、考えないといけないのはお金のこと。
飼育するのに年間どのくらいかかるのかを検討しましょう。

引用:一般社団法人ペットフード協会が検証した「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査

令和3年度の犬1頭飼育者の平均支出が13,843円でしたが、令和5年度では14,240円になっています。
物価上昇の煽りで少しずつ支出が高くなっているようです。
初めてワンちゃんをお迎えする時は、準備する用品の代金が平均4〜5万円と言われています。

悲しいことですが、収入環境が変化したために、愛犬を手放さざるを得なくなる飼い主さんもいらっしゃいます。
お金のことなので、よく考えてみましょう。
「1ヶ月いくらの支出が可能か」また、犬種によっては骨折しやすい犬種やトリミング代金がかかることも視野に入れてください。

YAYOI
YAYOI

私もミニチュアピンシャーを飼っていましたが、骨折…。

手術・入院でかなり出費が痛かったです😭

主治医の先生は専門が整形外科だったので、安心してお任せしてました♪
主治医選びも大切なんだとその時に思いました。

子犬とどこで出会うか

「ただペットが欲しいだけなのに、色々考えるんだなぁ〜」と思われますよね。
生活環境や家族構成、お金のことなど、色々考えてからお迎えすると、自信を持って育ててゆくことができます。
ここまで読んでくださった方の中には「めんどくさいなぁ」そう思われている方、理解度がUPしている証拠です!
では、未来の家族・ワンちゃんとどこで出会うのかを知りましょう。

ペットショップ
まだ迎えたい犬種が決まっていない場合、一度は覗いてみましょう。
メリット:ショップのプロの意見を聞いて購入できるのが利点。保険加入やワクチン接種も済んでいることが多い
デメリット:親犬の情報がないので、既往症や性格、体格などの情報がない

ホームメイトリサーチ
から自宅近くのショップが検索できます。

ブリーダー
迎えたい犬種が決まっている場合にオススメ。
メリット:犬種特有の情報を教えてもらうことができる。両親犬の情報を入手する事で病気や成犬になった際のサイズなどが把握しやすい。
デメリット:ワクチン接種がされていないこともある。支払いが一括の場合が多い。

ブリーダーさんの検索サイト みんなのブリーダー ブリーダーナビ などで見学申し込みもできます。

譲渡会
民間で行っている場合や、行政で行っている場合もあります。
メリット:お迎えの個体にかかるコストが低い。譲渡会に参加するまでの経緯や、性格などを教えてもらうことができる。
デメリット:譲渡を受けるまでに登録や講習会などに参加することが決められていることが多い。

地方自治体(都道府県・指定都市・中核市)の動物愛護管理行政担当組織などにお問い合わせください。
レスキュー活動に頑張っている団体も、全国にはたくさんあります。

代表的なペットショップ、ブリーダー、譲渡会以外に「知人から譲り受ける」ということもあると思います。
皆さんのご家庭にはどのルートでお迎えされますか?

YAYOI
YAYOI

私もペットショップ、ブリーダー、レスキューとお迎えした経緯は様々です。
みなさんのご家庭、環境にあった選択を検討してくださいね!

…でも出会いは運命です! 

子犬を迎えたい皆さんへ まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。
お迎えする前に理解しておくべき事や、環境の確認ご家族との相談が大切になることをご理解いただけたと思います。

そして、準備万端になった皆さんは、お迎えしたワンちゃんを最後までしっかり育ててくれると思います。
どう出会うか、出会えたらそれは運命です。巡り合わせを大切になさってください。

引用した資料:
一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)「犬種別犬籍登録頭数」
一般社団法人 ペットフード協会 令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」

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